これからフーリエ解析を始める君へ!まずはこれ、マンガでわかるフーリエ解析!

萌えフーリエ


本の目的

身近な具体例でフーリエ解析のイメージがつかめる!
女子高生3人組のバンド結成の物語を絡めてマンガでフーリエ解析をわかりやすく解説。フーリエ解析に必要な数学の基礎(微分や積分、三角関数)から解説しており、フーリエ解析が苦手な人もわかりやすく読むことができる!
フーリエ解析は必要だけど専門書を読むの苦手な人、電気・情報系の高専・学生、電気・情報系の初級技術者などにおすすめです。

-読者の感想-

独学でフーリエ変換の勉強を始め、この本は3冊目でしたが、この本によってフーリエ変換の大意を理解することができました。ストーリーの大体の内容は、音楽バンドをやっている女子高生3人のうち数学の苦手な2人が、数学の得意な1人に微分積分と三角関数を応用したフーリエ解析が音楽の分野にも利用されていると聞かされ、勉強を始めます。
最終的には、楽器の音色や自分たちの声をフーリエ解析する様子が描かれています。各章ごとに「マンガによるの導入→対話形式の説明→マンガによるまとめ」という構成になっており、分量としては対話形式の説明の方が多いです。
マンガ形式の場合、主人公に感情移入し一緒に学んでいる感覚が得られるかどうかが、1つのポイントになると思いますが、本書はその点では良くできていると思います。内容の方は、三角関数、微分積分から始まりますが、さすがに高校時代にこれ
らを勉強していない人には厳しいでしょう。1度勉強したことがある人の復習程度の説明に留まっています。また、関数の直交のところから、sinθのθをωtとして説明されますが、ここも高校で物理を勉強していればすんなり読み進められると思いますが、そうでなければ詰るところかもしれません。

なお、本書だけではフーリエ変換を実際に使えるようにはなりません。
なぜなら、実際にフーリエ変換を使用する場合は、自然界の中の波形 → フーリエ変換 → 振幅と周波数に分解
→ (必要があれば)フーリエ級数として表現となるはずですが、本書では、自然界の中の波形 → フーリエ変換の部分の手法が記載されていないからです。

実践的な手法については同社から発刊されている「Excelで学ぶフーリエ変換」がお勧めです。というか、「はじめに」のところにそのように書かれていました(笑)

私が本書の前に読んだ2冊のうちの1冊が実は「Excelで学ぶ・・・」だったのですが、本書を読み終えた後は内容を理解できるようになっていました。
本書はフーリエ変換を初めて学ぶ方にとっては最適と思います。


 

本の詳細
タイトル マンガでわかるフーリエ解析
ページ 247ページ
出版社 オーム社
発売日 2006年3月
大きさ 23.4 x 18.4 x 2cm(縦×横×幅)
定価 2,520円

 

目次
プロローグ  音の波
第1章  フーリエ変換への道のり
第2章  三角関数のイメージ
第3章 積分と微分のイメージ
第4章  関数の四則演算
第5章  関数の直交
第6章 フーリエ変換を理解するための準備
第7章  フーリエ解析
付属  フーリエ級数の代数への応用例
  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

Current month ye@r day *